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リアクション
攻め込むリコっちチーム! 打倒キロス組!!
ルファンたちを通り過ぎていった大吾と千結。
隙を見て柚・三月組とルカルカ・淵組の二組をすり抜けようと機会をうかがっている。
「今度はあそこの組かな?」
「あれぇ? もしかして同じスパウロを使ってるね〜。でも、負けないよ〜!!」
千結はルカルカが乗る乗り物が自分と同じ空飛ぶ箒スパロウであることに気付き、対抗心に燃える。
千結は左右に急旋回して蛇行距離を稼ぎ、敵を前に出そうとするシザーズで背後にまわろうとしていくのに対し、ルカルカは淵のカタクリズムを使いながら、背後を取ろうとする。
追い出し追い出されの接戦。
「もらった!」
ルカルカの背後に回った大吾は水鉄砲を当てる。
しかし、的を破るまでには至らなかった。
「よぉしもう一回やるよ〜」
「させるか!」
三月の奈落の鉄鎖で再攻撃を防ぐキロスチーム。
「うわぁ!」
バランスを崩し、落下していく千結と大吾。キロスは落下中のスパウロについている的を狙い撃つ。
「よし! オラ、もう一発喰らいな!」
「こっちからも行くぞ!」
二発目を放つ前に機体バランスを立て直した千結が、バレルロールで避けていく。
「そんなの当たらないよ〜」
縦方向にUターンするインメルマンターンでキロスに向き合う。
「次はキロスちゃんの竜とあたいの箒、どっちが凄いか勝負なんだよ〜!」
「おもしれぇ。おまえら、これはオレとこいつの戦いだ。邪魔するんじゃねぇぞ」
「そう言うなら、邪魔しないよ」
「香菜ちゃんはそれで良いの?」
「良いも何も、言い出したら取り消さないんだから仕方ないでしょ……」
レッサーワイバーンとスパウロの背後の取り合いが始まる。
「彼女、なかなかやるわね」
「倒しがいがあるだろ?」
スピードを上げる香菜。
しばらく、互いに水を撃ちあうが、どれも決定打にはならない。
レッサーワイバーンの上空を越えた千結は、縦方向の下降UターンするスプリットSで背後につく事に成功した。
「大吾ちゃん決めちゃって〜!」
「全弾持っていけぇぇーー!!」
タンクに残っている水を全て使い果たす勢いで水をスナイプで撃っていく大吾。
「かかったな!」
キロスはにやりと笑い、水弾を避けて操縦していた香菜に背中を預け後ろを向くと、スパウロについている的を撃ち破った。
「あ〜あ、負けちゃったぁ」
「仕方ない。勝負は勝負だ、大人しく失格者エリアに行くとするか」
「ばいば〜い。楽しかったよ〜」
地上に降りていく大吾と千結。
「いきなり背中に体重をかけないでよ。危ないじゃない!」
「そういうなよ。それにしたってあいつら、けっこうやるじゃねぇか」
「はぁ……確かに箒であそこまで高度な技術を使いこなせる彼女は、すごいとしか言えないわね」
そこへローザ・セントレス(ろーざ・せんとれす)が操縦してる改造した飛空艇が目の前に現れる。
飛空艇のあるはずの助手席が無く、そこには機銃を固定する銃座があった。今回は本物の機関銃ではなく、機関銃型の水鉄砲に置き換えて天城 一輝(あまぎ・いっき)が構えていた。
「今度はどんなヤツだぁ?」
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