リアクション
「ステージは大成功だが……大変なことに気付いてしまった……うさ」
「実は、水着コンテストの優勝賞品を、何も用意していなかったのだっうさっ!」
ステージの下で、うさ太郎とうさ次郎が騒いでいる。
「お土産のぬいぐるみとかタオルの詰め合わせではいけませんのうさ?」
「全部売り切れてしまったのだっうさっ!」
「めでたい……いや、困ったうさ……」
そこにふらりとやってきたのは、またもや清盛。
「おまえたち、また困っているのか?」
「かくかくしかじか」
「なあんだ、そんなことか。全員を優勝にすればいい。賞品は……」
コンサートの興奮が、パラミタ内海の豊かな潮のように人々の間に満ちている中、うさぎたちに頼まれた和深が、マイクを手に取る。
「ご来場の皆様……水着コンテストは全員優勝、優勝賞品は海の家『うさうさ』無料お食事券です。どうぞ、今後も、海の家『うさうさ』を、末永くよろしくお願いいたします!」
ステージに、浜辺に、プロレス会場に、海の家『うさうさ』に拍手が沸き起こり……、
人々は、「また来ようね」と、約束を交わすのだった。
ミシマナオミです。
皆様のおかげで、海の家「うさうさ」は大繁盛! うさぎグッズもすべて売り切れとなりました。
「夏休みにはぜひ『うさうさ』にお越しくださいうさっ!」
素敵なアクションをありがとうございました。
とても楽しく執筆できたので、皆様にも、少しでも楽しんでいただけたら幸いです。
では、またお会いしましょう!