ご参加頂いた皆様。大変お待たせ致しました。
またお詫びからマスターコメントを述べなければならないこと不甲斐無く思うばかりで、今回わたしにとってとても筆の重くのしかかる局面もありまして、とうとう執筆遅延中……まで表示させることとなってしまいました。
今はお待ち頂いた皆様にただ深くお詫びを申し上げたく思います。
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「黒羊郷探訪」としては、今回が最終回であり、タイトル通りの意味においては、黒羊郷入りした数名の方々によって果たされることとなり、何が起ころうとしているかも明らかになりました。もちろんそれだけが物語の目的であったわけではありませんので、それぞれの旅の過程における冒険で得られたものがあったならシナリオは成功だったと言えます。それが何かは様々だと思いますが。中には苦い思いやシビアな体験であったりを味わうことになった方もいるかも知れませんが……第四師団シナリオではそういった経験を今後の物語の豊かさにつなげていければなどと思う次第です。
黒羊郷以外にも、戦いの場となった三日月湖、谷間や、その周辺地域や何処とも知れない空間まで様々な場所も出てきました。そういった場所も含め、それぞれの見てきたものや位置付けは、このまま次回シリーズとして明らかになった【十二の星の華】に引き継がれることになります。
以下は、章ごとに簡単な補足やあれば後書などを付け加えておくことに致します。(それを超える範囲のものは落ち着いたらブログにでも……)
・ プロローグ プロローグII「しるしの女」として十二星華NPC・ジャレイラのエピソードを書きたかったのですが、カットで……。全く時間が足りませんでした。次回は本格的に十二星華編に入るので、これに触れたいと思います。
・ 第2章 街が滅茶苦茶になったのは、他ならぬ今唯マスターのせいというのがいちばん大きいかと思います。どうかお許しください。
それから、流れとして片付けやすい・わかりやすいに過ぎるという気もしますが、ここでは最終的にバンダロハム貴族をこの地方における悪・倒されるべき存在として描くことになりました。このあたりは第4章での課題に引き継がれる部分に含まれるかも知れませんが、実際にはもっと複雑であるべきところだったとは思います。
・ 第4章 このシリーズには、「バトル&冒険」というキャッチを掲げてはいたのですが、加えて、軍事や政治がわりと本格的に絡んできたように思います。もともと、教導団シナリオですし、わたしのシナリオにもそういった性格・色彩があるだろうからと思うのですが、(戦争ではなくバトルGMとして出発しているということもありますし)半ば以上試行しつつの部分になっています。この第4章などは(「三日月湖畔経済共同体」「開発事業案」あたりはとりわけ)、より直截に提案者各氏のアクションに拠るところが大きくなっています。今後、どういった判定をして展開させていこうかというのが他のパートよりまだ試行錯誤段階にあります。(たとえば……戦闘のアクションをかける場合、剣で敵と戦うというアクションをかけるなら、それは数分の範疇のアクションであるということが言えると思います。これに対して、こういった復興事業を行う、というアクションの場合、それは実際には数ヶ月から数年に及ぶことになるものであり、一回のリアクションの中では、その復興事業の提案をする、といったことになるかと思います。ですので、アクションの採用率は高い(そのまま案を発言として述べるといったふうに)とも言えますが、成功かどうか(それが実現するか(たとえばそれで実際に街がどのように変わっていくかなど))の判定は二回目以降になってくるといったことが発生すると思います。一回目の誰かの提案を最初の叩き台として二回目に議論に発展する場合もあるでしょうし、もちろん一回目に幾つかの案が出てぶつかり合って反応するということもあると思います。わたし自身も貴族や住民といったNPCになって加わります(どこまで行けるかわかりませんが)。というわけで、わたしのシナリオとしては他パート(バトル、冒険)より試行錯誤を含むと思うのですが、引き続きこれにおいて活動してくださるのももちろん歓迎いたします。皆様のご意見もありましたら、お聞かせいただきたく思います。
・ 第5章 人質交換に関しては、マスターとしては描いてみたかったシーンで、派手になるかと思いきやこちらメインでアクションをかけてくださった方は何と三名のみでした。それぞれに活躍して頂きました。円形劇場跡というのも何か理由があったというよりは勘で選んだ場所でした。
・ 第6章 まず訂正なのですが、第一回時点では、黒羊郷における「神の名は?」という問いに対し、「ラス・アル・ハマル」と書いたのですが、黒羊郷における教祖の名ということに致しました。これは第三回に至るまではっきり決まっていなかった点ですので、紛らわしいことになり申し訳御座いません。
あと毎度、物語終盤の策の嵌り具合や展開が、かなり大ぶり過ぎるきらいはあるのですが……
全体的には、教導団まさかの大勝利。だったことになりそうです。
一回目時点では、教導団側が三日月湖からも敗退する、という展開になるかとも思っていたのですが……
それでも、おそらくオークよりは強かった黒羊軍。(あるいは、「黒羊郷探訪」はやはり、ジャンル゛冒険゛でしたので、前回゛バトル゛のオーク戦よりも、戦闘や戦略ものより読み物として物語が進行する部分が大きかったなとも思うと、戦いも全局においてはオーク戦よりむしろ甘めだったかも知れません。ボス級の敵キャラについては全体的にはかなり強くなっているのですが。次回シリーズは、再び、そしてより、戦術や戦略を重視したパートを含むことになります。)徐々に、戦いも厳しくなる、筈。
宴会、温泉はまた敵を打ち倒した後に……。
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また今回、このマスターよりを個別コメントに代えさせてください。色々書きたいのですが、申し訳ございません。各部隊に今回からご参加された方には、称号をお送りしておりますので、ご確認ください。特殊な称号、特殊な状況下にある方、あと若干の補足のある方中心にメッセージお送りしています。次回シリーズ参加にあたっては、基本的には今回までのリアクションにおける位置、また次回のガイドから(スタート位置や設定を)ご判断ください。
今回は、かなり難しい位置からアクションを取って頂いた方幾名か、お疲れ様です、それにもちろんすべてのアクションを送ってくださった方ありがとうございました。
また、今回までの位置を次回シリーズに引き継ぎますが、招待枠については一旦なしとさせて頂こうと思ったのですが……次回物語に移る上で、あえて教導団と敵側もしくはそれに近い複雑な位置にある5名にのみ絞って送らせて頂きました。次回も数回に渡るシリーズとなりますので、また皆様にその何処かで、お会いできればと思っています。また、いつの日にか…………(今唯)
追記2/10*文字化けを修正致しました。キャラ名が一部入れ替わってしまっていた箇所を修正致しました、申し訳御座いません。