リアクション
残ライフ エリシア8000 : ハルカ7467 ハルカ「第2ターンなのです。 ハルカのカードは、百合園の名探偵さんで、2000回復するのです」 エリシア「わたくしは、【十二星華・獅子座】で3000ポイントの攻撃をしますわ!」 残ライフ エリシア8000 : ハルカ6467 エリシア「第3ターンですわね! 【クイーン・ヴァンガード】で2000ポイントの攻撃ですわ!」 ハルカ「暴れん坊元龍騎士さんで、3000ポイントの攻撃をするのです」 エリシア「ふふふ! その攻撃は属性効果で2400ポイントにさせていただきますわ! 同時にこちらの攻撃は3600となりますわね」 ハルカ「むむむ、まだまだなのです」 残ライフ エリシア5600 : ハルカ4067 ハルカ「第4ターンなのです」 エリシア「来ましたわ! 【豊穣と戦の女神】で5000ポイントの攻撃! とどめを刺させていただきますわね!」 ハルカ「まだなのです! 目玉のパッフェルさんで、攻撃を3割減、3500ポイントにするのです」 残ライフ エリシア5600 : ハルカ567 ハルカ「はわわわ、ハルカの残りライフが大変なのです!」 エリシア「第5ターン、ここで終わらせますわ! 【リア充爆発しろ】で3000ポイントの攻撃!」 ハルカ(相手の攻撃を3割減・2/3ターン) 「蒼空学園の校長先生で、3000ポイントのダメージです。 属性効果で3600になるのです。 ブルプルさんの攻撃は、属性で2400、更に目玉さん効果で、1680ポイントにするのです」 エリシア「減らしきれませんでしたわね。勝たせていただきますわ!」 残ライフ エリシア2000 : ハルカK.O ハルカ「負けちゃったのです」 エリシア「良い勝負でしたわ。 WINNER エリシア・ボック 「勝利の後のお茶は美味しいですわ」 「負けても美味しいです」 クリスマス時期の、限定ケーキを頬張りながら、二人はザンスカールのカフェでおしゃべりに興じる。 パートナーの、御神楽 陽太(みかぐら・ようた)の近況なども話題にした。 「そういえば、わたくしのパートナーの駄目人間が、もうすぐ父親になる予定ですのよ。 全く、生意気ですわね」 ふふ、と、エリシアが嬉しそうに言うと、赤ちゃん、と、ハルカの表情が輝く。 「素敵なのです。よーたさんもお元気です?」 「それはもう、五割増しデレっぷりですわね」 夫婦仲睦まじい様子を思い出して、エリシアは肩を竦めた。 ◇ ◇ ◇ 「……っていう感じで、カードバトルの大会があってね。 ハルカも出場して、いいところまで行ってたよ」 空京の王宮にて収監生活を送っているオリヴィエ博士に面会し、ルカルカ・ルー(るかるか・るー)とダリル・ガイザック(だりる・がいざっく)は、先日空京で行われたイベント、その時のハルカの様子などを彼に伝え、ポートレートと共にメッセージを渡した。 勿論その際に、ハルカもオリヴィエ博士の所に行っていたが、ルカルカにメッセージを託したことは言っていなかったのだろう、小さなサプライズにオリヴィエは微笑む。 始めに指示されていた仕事は終わっているそうだが、今何をしているかについては、彼は述べなかった。 「早く博士が、ハルカちゃんと外で会えるようになれたらいいね」 女王が祈祷を終えて出て来た時に、オリヴィエの処遇は改めて審議されるはずだったが、まだそういう話は無いという。 「確かに祈祷は終わったが……女王が代わる、という事態が付いてきているからな」 ダリルが言った。 「大変そうなことになっている話は聞くよ。まあ、こちらは後回しだろうね」 オリヴィエも呑気に頷く。 「むー。 でも、……私、陳情してくるっ」 今にも出て行きそうな勢いのルカルカを、 「待て待て」 とダリルが制止した。 くすくす笑っているオリヴィエに 「だってだってー」 と、ルカルカは諦めきれない。 「ところで、先程の話題だが」 ダリルが、トレーディングカードを取り出してオリヴィエに見せた。 「無論何の仕掛けも無いが、やってみるか?」 「君に勝てる気はしないけどねえ」 言いながら、オリヴィエはカードを見てみる。 「このカードは枠しか無いようだけど」 絵柄の部分が白紙のカードを見つけたオリヴィエに、ダリルは、それは任意の人物に回復されるカードなのだと説明した。 「それで、大会の時には、回復に博士の名を借りた」 事後承諾ではあるが、律儀にそう言ったダリルに、オリヴィエは肩を竦める。 「私にも、誰かを癒せることがあるとは、光栄だよ」 ダリルにルールを聞きながら、オリヴィエはデッキを選ぶ。 「一枚対一枚というのは、つまり運が勝負ということなのかな」 「ああ。 戦略的な勝負をするなら、場に何枚かカードを展開できるようにしたいところだな」 「そうだね。例えば左右に予備のカードを伏せて、」 「それなら、補助のカードとしてここに三枚並べるようにしたら、」 「こらこら、何独自のルールを展開させてるの」 熱中しはじめた二人に苦笑して、ルカルカは監視の騎士に断ると、お茶のおかわりを淹れる為に立ち上がった。 |
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