空京

校長室

開催、空京万博!

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■夜の空京万博

夜の空京万博会場。

静まり返った広大な敷地の隅で、
長谷川 真琴(はせがわ・まこと)
クリスチーナ・アーヴィン(くりすちーな・あーう゛ぃん)は、イコン整備を行っていた。

「まさか、空京万博でまで出撃することになるとは思いませんでしたね」
真琴が微苦笑を浮かべながら言った。
「まあな。でもま、こいつも出番が増えたってわけだ」
クリスチーナが、移動整備車両キャバリエから、機材を運び出しながら答える。
「そうですね」

真琴とクリスチーナは、事前にパイロットへの根回しも行い、
整備内容の確認も行っていた。
非常事態であればこそ、各々のパイロットが、普段の実力を発揮できる整備を。
天御柱学院の整備科の生徒として、自分たちにできることはすべてやるつもりだった。

「明日も、無事に万博が運営できるといいですね」
手際よく作業を行う途中で、真琴が空を見上げながら言った。
「ああ、きっと、みんな、がんばってくれるさ」
クリスチーナも、ふと空を見上げる。

二人の頭上には、イコンであれば触れられるかと思うほどの、
満天の星空が広がっていた。