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【超勇者ななな物語II外伝】超勇者の墓に眠る伝説の武器を探せ!

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【超勇者ななな物語II外伝】超勇者の墓に眠る伝説の武器を探せ!

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 アルテミスの声を聞きつけたキロスたちがそちらへ行くと、ガーディアンに装着された人が現れる。

「こんな所まで着ぐるみ勢力がいるなんてね」
「他の勢力に超魔王の武器を取られてたまるかよ」
「え、でも着ぐるみ勢力なら……」
「いくぞ、三月――!!」


―――バキッ

―――ボギ!


 容赦ない一方的な攻撃。
 ガーディアンが壊されると、装着していたガーディアンが煙となって消えていった。

「助かった……」
「お前ら……」

 ガーディアンが消え、中から現れたのはローグ・キャスト(ろーぐ・きゃすと)フルーネ・キャスト(ふるーね・きゃすと)ユーノ・フェルクレーフ(ゆーの・ふぇるくれーふ)コアトル・スネークアヴァターラ(こあとる・すねーくあう゛ぁたーら)の四人。
 彼らはキロスがいる前でヤラシーに超召喚された為、キロスはこの四人を知っていた。

「やはり着ぐるみ勢力ではありませんでしたか」
「柚、もしかして始めから分かってたの?」
「だって、着ぐるみ勢力なら着ているのは着ぐるみのはずでしょう? 一部を除いて。彼らはガーディアンに纏われていただけのようでしたので」

 柚に分かってもらえたと嬉しく思うフルーネ。

「そうなの。倒そうとしたら、いきなりボクたちに装着されようと襲ってくるだもん」
「対処しようとは思ったのですが、問答無用で装着されてしまいました」
「不覚を取ってしまったが、次はこのような事にはならん」
「という事で、俺たちも同行させてもらうが良いか?」

 これにより、ローグたちもキロスと同行することとなった。
 といった矢先、超テレポーターによって着ている服や手にしていた装備をその場に残し、キロスたちはテレポートしていった……。



◇          ◇          ◇





―――ゴロゴロゴロ!!


「う、うわぁぁぁぁあああああァァァ!!」



 キロスたちが超テレポートしている時、ぬぬぬたちは超ローリング・ストーンに追われていた。

「待て! この先には超落とし穴があるぞっ」
「そんなこと言ったって、どこに脇道なんてあるのさー!」

 ヴァイスの顕微眼―ナノサイトーで走る先に超落とし穴―スーパーピットフォール―があることを知らせるが、ぬぬぬはそう叫ぶ。

「キッキッ」
「ん? 吉宗どうした」

 吉兆の鷹の吉宗がパッと見では分からない脇道への入り口を見つけヴァイスを呼んだ。

「ヴァイスくん助かったよ〜」
「ふん、鷹のおかげで命拾いしたか」
「おや、そう言ってる割にさっき足を痛めただろう? じっとしてろ」

 怪我をしたのを隠すつもりで強気に言ったオグラの嘘を見抜いたヴァイスがオグラの手当てをする。

「これでよし」
「…………悪かったな
「グァァル!」
「! 急いであっちに行くぞ」

 シルバーウルフが吠えた方へ向かうぬぬぬたち。