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リアクション
宝、ドSのカマイタチは誰の手に?
超魔王の武器を手に入れたキロスたちが撤退しようとした時、インフィニティ印の信号弾による強烈な光が辺りを包みこんだ。
「着ぐるみ勢力たちよ、今こそ武器を手に入れてマグ・メル地方をゆる族の支配する国にするんだな!」
ふははと笑うモップス。
「ぐっ」
目をやられてはいても流石は超大神官キロス。
光に乗じて襲いかかって来た得戦隊を気配のみで手にしていたドSのカマイタチで振り切った。
振った方向には深い亀裂tとそこから紫闇のほの暗い焔がゆらゆら揺れている。
三月の方にはアイアンハンターのマシンガンが飛んで来る。
殺気看破でどうにか避けていく。
「ジャマ! 柚!!」
サイドワンダーで去なし、柚の方を見ると、頭を抱えている柚がいた。
『ぱんつぱんつぱんつ……』
「もう嫌です! 何なんですかぁ延々と同じ言葉を」
柚の脳裏には一方的にタンゴのテレパシー言葉が聴こえてくる。
どうにか聴こえないようにしていると、又吉が不殺刀で柚に斬りかかって来た。
「危ない!」
奈落の鉄鎖で又吉を潰しつける三月。
そこをローグがニューラル・ウィップで捕まえる。
「おめーら、着ぐるみ勢力を舐めんじゃねーぞ」
捕まっても不敵な笑いをする又吉。
又吉を捕まえてもなお柚には『ぱんつぱんつぱんつ……』と聴こえている。
「きゃーーー!」
頭を振っていた柚の視界に毒虫の群れと一緒に飛んで来る空飛ぶパンティーに悲鳴を上げる。
空飛ぶパンティーは柚とアルテミスの頭に被さろうとしてくる。
「この変態魔法生物がぁ!!」
フルーネとユーノによって撃ち落とされる空飛ぶパンティー。
「うはははは、これで着ぐるみ勢力の勝利は確実だぜー」
テレパシーを切り、ポイントシフトとアクセルギアでキロスの方へ向かうタンゴ。
コアトルはタンゴがポイントシフトを使用して移動しているのを震動で感知し、そちらへ向かう。
「来たわね!」
インフィニティ印の信号弾で解除されていた芽美がコアトルと共にタンゴを妨害する。
芽美の神速と龍飛翔突の攻撃を避け、キロスに使役のペンで『持ってる武器を渡せ』と書いた。
キロスがタンゴの方へ向かっていく。
「キロスくん、惑わされちゃダメです!」
テレパシーから解放された柚が、キロスに書かれた文字の一部を消した。
「助かったぜ」
「いえ」
「! キロスそこから離れて!!」
「う、うわぁぁぁぁあああああァァァ!!」
「うぉっと!?」
―――どすんっ!!
「痛たた……」
超感覚で嫌な予感がした三月が叫ぶと、キロスがいた場所に超トラップ・超横穴式落とし穴を脱出したセリスとマネキ、使役の超ガーディアンたちが転がり込んで来る。
「フフフ……真の帝王とは、対等の宿敵が現れた時、帝王自らが虚を捨てて挑まねばならない……だが、我にはきさまが、それに値するとは思えぬ……故に雑兵で十分ということだ……行けぇ! 我が僕たちよ」
マネキの使役ガーディアンに袋叩きにされるモップス。
タンゴと戦うセリス。
「もらった!」
「甘い」
アクセルギアでの加速を上乗せした殴りをするタンゴ。
ヒットするも龍鱗化で皮膚を硬質化した腕で防ぎ、ダメージにはならない。
「百獣拳」
「ぐはっ」
「次」
百獣拳でタンゴを倒すと袋叩きにされているモップスに気配を消してセリスは近づく。
「(これもあの武器のひとつなのか? まぁ、とりあえず貰っておくか……)」
背後にまで迫ると、モップスの持つ『Kカウンター』を奪った。
ゴゴゴゴ
「ん?」
「マズイぞ! なにかが来る!!」
どこからか地響きがしてくるのを敏感に感じるコアトル。
地下での激しい激闘によってか、はたまた宝箱が開けられたことによる発動なのか、突如宝箱があった場所から水が溢れだす。
「う、うわぁぁぁぁあああああァァァ!!」
流される一同。
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