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リアクション
宝はすぐそこ! さて中身は?
超テレポーターで飛ばされてきたキロスたち。
そのキロスたちと向かい合っているのは、全く同じ姿をしたドッペルガーディアンである。
「武器が無いのは同じだけど、これはキツイって!」
「でも、これを倒せばきっとあの宝箱が開きますよ!」
「んなのはどーでもいい! 雷術関係で確実に仕留めねぇと、いっきに殺られるぞ!!」
超トラップによって装備型武器を失ったキロス達は、サンダーブラストや雷術の魔法複合技で攻めていく。
その奥にはいかにもな宝箱が置かれている。
「あ! 超大神官キロス!!」
騒動は忍のトレジャーセンスでこちらへ向かっていたぬぬぬたちにも聴こえていた。
透乃のように襲われている人を助けようと急いでこちらへやって来たぬぬぬたち。
「むーあっちが早かったみたいだけど、これはチャンスだね! ぬぬぬちゃん、今のうちにあの宝箱を開けちゃおう!!」
超ガーディアンの相手をキロスたちに任せて、超勇者の武器が入っているであろう宝箱の元へ行こうと言うノーン。
だだっと駆けだすぬぬぬたちの目の前に怪しげな触手が現れる。
「ヤラシーの為だ。これ以上先には進ませないぞ」
今まで影に隠れていた綾香が触手を出現させたようだ。
「もう! 宝箱はすぐそこなのにっ」
「みんな離れてて! お義父さん、準備はいいよね?」
「無論だ」
「いくよっ」
聖龍神楽と疾風迅雷で触手を粉砕させるリアトリスとスプリングロンド。
―――カチッ
綾香の妨害から出た矢先、忍が超トラップ・超照明を起動してしまう。
光が当たった位置にいた忍のワラシやぬぬぬたちの服が一枚透けて見える。
「わわわっ」
「(マズイ!)」
超トラップ・超照明には隠れた姿を映し出す機能がついていた為、今まで曇天の隠気で隠れていた芽美が一時的に姿を現してしまう。
「照明の光から離れろ! そうすればワラシや服は元に戻る!」
芽美が内心焦っているのに気付いたヴァイスは、忍たちを庇うように光から抜けるよう助言した。
すぐさま照明の光から離れる芽美。
ぬぬぬたちはトラップに驚いていて、芽美を認知することはなかった。
超照明から脱出しているうちに、キロスたちはドッペルガーディアンを撃退し、宝箱へ迫っていた。
「超魔王の武器は貰った!」
「そうはさせないんだから!」
ぬぬぬたちも負けじと追いかける。
疾風迅雷を使えるスプリングロンドが先頭で走っていると、アルテミスとローグたちがぬぬぬたちに立ち塞がった。
「今まで活躍できなかったし、これくらいはするぜ?」
「ここは通さないもんね!」
「今のうちに早く宝箱を」
「おぬしらなら我たちで十分であろう」
「さぁ、キロス様!」
宝箱を開けるキロス。
中には超魔王の武器、S字鎖鎌『ドSのカマイタチ』が収められていた。
「これが超魔王の武器か!」
「!」
キロスが手にした『ドSのカマイタチ』に何か感じるモノがあるコアトル。
「武器は手に入れた! さっさとこっから出るぞっ」
「そうはいかないんだな」
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