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創世の絆 第三回

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創世の絆 第三回
創世の絆 第三回 創世の絆 第三回

リアクション



ドーム内部に突入する・3


 サンダラ・ヴィマーナを確保する。
 ブラッディ・ディヴァインの新たな目標は、曰く古代の超兵器の確保であるという。先日入手した、セラフィム・ギフトでさえその性能は尋常ではない代物だった。その超兵器とやらも、想像を超えた代物なのは間違いなかったが、代表であるルバートもそれが果たしてどのようなものなのか、完全に把握しているといった様子ではなかった。
 この頃になると、ブラッディ・ディヴァインは協力者と呼ぶ何物かの意向によって、次の行動を決めているのであろう、という事が彼らの中でも共通認識になっていた。見方によっては、その協力者にいいように使われている事になる。普通なら面白くないと誰もが思う状況下で、ブラッディ・ディヴァインの連中がその機能を損失しないのは、ルバート・バロン・キャラハンがその手の化かしあいこそ本業であるからだろう。
 それはそれで、彼らと行動を共にしているメニエス・レイン(めにえす・れいん)にはよろしい事である。都合の良い駒で終わってしまいそうな、脆弱な組織なんかに身を預けるのは御免だ。
「もっと中枢に近いところに回廊が開けば楽だったのにね」
 ドームの内部に出たブラッディ・ディヴァインの戦闘部隊は、何も無い荒野の端に集まっていた。まだ乗り込んだばかりの彼らは、偵察を出し状況の確認の最中だった。
 あまり時間もかからずに、偵察に出ていた小隊が戻ってくる。その中に、ルバートの姿もあった。
「面白いものと不愉快なものを発見した。今回は、あまりのんびりと構えているわけにもいかんな」
「面白いものと不愉快なもの?」
「ドージェ・カイラスを見かけたよ。死んだと聞いていたのだがな、それと奴らの姿もあった」
 奴らというのは、契約者達のことだろう。
 荷物を回収するだけの楽な仕事、とはいかないようだ。
「ふーん、という事は今度は同じ条件でレースをしないとわけね」
「いや、恐らく奴らの目的はこの月の落下の阻止だろう。ここに古代兵器があることは、恐らく知られてはおるまい。よしんば知っていたとしても、優先順位はこの施設の停止の方が高い」
「彼らが頑張ってる間に、サンダラ・ヴィマーナを回収してしまおうってわけね」
「そうなるな」
 その場で、ルバートは全体に指示を出し、突入準備を進めた。
 無論メニエスもそれに同行するつもりだ。サンダラ・ヴィマーナというものがどのようなものか、一度ぐらいは拝んでおきたい。
「メニエス様」
 小さな声で、ミストラル・フォーセット(みすとらる・ふぉーせっと)が名前を呼ぶ。それと同時に、手を少し引いて、メニエスの身を岩陰に隠した。それと同時に、パワードスーツを着ていない一人が小さな悲鳴と共に、その場に倒れた。
「さっそく邪魔が入ったのね」
 少し遅れて銃声が届く。まだ距離があるようだ、そう思った矢先、今度はパワードスーツを装着していた隊員が、悲鳴をあげてその場に倒れた。そいつの首は無理やり横に九十度以上曲げられている。一応、パワードスーツの稼動範囲内だ。
 ほんの一瞬、下手人の姿が見えた。カガリ グラニテス(かがり・ぐらにてす)である。しかしすぐに、白い煙幕、自称小麦粉が蒔かれて視界を覆った。風の動きで、その場からカガリが離れていった事がわかる。
「ルバート、ここに何人か残して頂戴」
「……いいだろう、こちらはこの煙幕に紛れて離脱する」
 契約者どもと争うのは、こちらの本意ではないが、ちょっかいをかけられては無視するわけにはいかない。考えようによっては、あちらの足止めでもある。
 ルバートが残していったのは、十人とちょっとだった。思ったよりは多い、幸いにもこちらはいつでも離脱できる状況だ。遊ぶだけ遊んだら、撤退すればいい。
「サンダラ・ヴィマーナが拝見できるかどうかは、あっち次第ね」
 一番避けたかった事態からのスタート。あまり運はこちらに向いているようには思えない。
「メニエス様、ご指示を」
「できる限りの人数をひきつけて、時間を稼ぐわ。倒しきる必要はないわ、無理せず引き時を見極めるわよ」
 これ以上手柄を稼がせて、勢いづかせるわけにはいかない。
 風のほとんど無いドームの中では、煙幕が晴れるにも時間がかかる。その僅かなインターバルも、もう間もなく終了する。


 申請ヲ確認。


 煙幕が完全に消え去るのを待つ理由は、大豆生田 華仔(まみうだ・はなこ)には無い。
 先ほどのように敵を一方的に撃ち倒すのは難しいが、彼らをあの中に閉じ込める為に弾幕を張ることはできる。
「よし、前進するよ!」
 銃を撃ちながら、前にへと進んでいく。あまり遮蔽物の無い地形だ。有利なポイントを早めに抑えておく必要がある。
「花ちゃん殺る気満々だねぇ。けど、あいつらどっから出てきたんだ?」
 九 隆一(いちじく・りゅういち)が知る限り、ドームの内側への入り口は全部こちらで抑えているはずだ。彼らが入り込む隙間は無かったはずである。もしも最初から潜伏していたのなら、こんな入り口ではなく奥地で待ち構えているはずだ。
「知らねぇよ、沸いて出てきたんだろ。よく見りゃ色もそっくりじゃねぇか」
 いつの間にか住み着く黒くて脂ぎった生き物と、彼らの黒光りするパワードスーツは色がそっくりと言えばそうかもしれない。しかし、あの不衛生の象徴はなんだかんだ言って玄関や家の隙間からちゃんと侵入するのであって、沸いて出てきているわけではない。
「まあ、いっか。それよりも集中集中」
 敵を撃つのは華仔の役目、それをサポートするのが隆一の役目だ。意識しなきゃいけない範囲は、隆一の方が広い。見落としは命取り、余計な考えはとりあえず横に捨ておくことにする。
 煙幕が晴れると同時に、一旦華仔は射撃を止める。仲間の突入のためだ。
「ちっ、数が減ってやがる」
 先ほど見つけた時より、ブラッディ・ディヴァインの人数は半分以下にまでなっていた。先ほどの煙幕に紛れて、その多数は移動したのだろう。こちらの監視の目も完全ではなかったが、それにしたって上手く逃げおおせたものである。
「さっさと片付ければいいんだよ。どうせ、ここに居るなら向かう場所は決まってるんだからさ」
 隆一の言う通り、ドームの内側に彼らが現れたのならば、目的地は中枢に違いない。
 
 勢いに任せた突入で、ブラッディ・ディヴァインが引きたかった防衛ラインは大幅に後退することになった。もともと逃げるに長じた相手とはいえ、この雰囲気は攻撃する側にとっては大きな後押しになる。
 先鋒として敵陣に乗り込んだ硯 爽麻(すずり・そうま)は、はっきりとその追い風を感じていた。彼らは戦力的にも、そして精神的にも押されている。
 とはいえ、それで簡単に総崩れにならないのは彼らは寡兵である事に慣れきっているからだろう。最悪自爆も視野にいれて行動する集団だ、精神的なもので揺さぶるには戦況や状況では少し弱い。
「せやぁぁっ!」
 大刀「匁」を大きく振るいながら敵を押し込む。
 大した数ではないため、その身を蝕む妄執による同士討ちも試みたが、ほとんど手ごたえは無かった。絡め手が通用しないなら、あとは力押しだ。
 大きな獲物を、まるで手足のように操りながらどんどん前に押し込んでいく。
 先ほど、グラニテスの奇襲で一人パワードスーツを倒したが、その機能を十全に発揮させると厄介だった。今はグラニテスと二人で一人と戦っているが、強い。
「突っ込みすぎんな」
 グラニテスがどんどん前進していく爽麻に忠告する。だが、それを聞かずに爽麻はどんどん前へ前へと進んでいく。
「私がっ、ここでっ!」
 打ち合おう、などとは考えていない。倒そうとした攻撃が、あと一歩で避けられている。
 もともと、先日の件で彼らに対して強い反感を持ってはいたが、ここに来てそれが熱を持ちすぎている様子だった。同じ反感はグラニテスにもあったが、先ほどお返しを一人先にした分の温度差に、今になって気付いたのである。
 聞く耳を持たないといった様子に、グラニテスは覚悟を決める。
「こうなりゃ、とことん突っ込むだけだぜ!」
 一度下がって体勢を整えねばならないような状況ではないし、向こうに罠を張る余裕だってあげてはいない。危険があることは重々承知で、このまま突き破る。
 その決断は間違っておらず、現状のブラッディ・ディヴァインにはこの一方的な守勢を覆すこれといった手段は持ち合わせてはいなかった。

 

 申請ヲ許可シマス。
 その連絡を受け、ブルタ・バルチャ(ぶるた・ばるちゃ)はほくそえんだ。



「くっ、楽勝とはいかないみたいだね」
 押せ押せの状況とはいえ、未だ仕留めた敵の数は不意打ちの二のまま、戦闘は継続していた。鬼道 真姫(きどう・まき)も敵の群れから切り離した一人を相手にしていたが、一対一の戦いではスーツの性能もあって向こうに分があった。
 強固な装甲は、遠当ての衝撃をほぼ完全に殺しきっている。中身に打撃を与えるには、近づいて則天去私でも叩き込むぐらいは必要だろう。とはいえ、戦闘速度では向こうの方が早い為、愚直に突っ込みでもすれば簡単に切り返される。
 素早く動き回りながら、勝負を引き伸ばすのが精一杯だった。
 それでも速度は向こうが上で、危ない場面は何度もあった。それらを切り抜け続けてここまできたが、ついに真姫の足が止まる。
「ちょこまかするのは終りか?」
 パワードスーツ越しに聞こえた声は、静かなものだった。息を切らしてもいない。パワードスーツ備え付けのバーニアなどで加速してるのだから、疲れもそれほどではないのだろう。
「ああ、鬼ごっこはおしまいだよ……あんたの負けでな!」
 愚直に真っ直ぐ突っ込む真姫に合わせるように、パワードスーツの背後から人影が飛び出した。
 真姫の戦闘を、ハラハラしながら見守っていた次百 姫星(つぐもも・きらら)だ。姫星は身を隠し、飛び出す機会をずっとうかがっていたのである。やたら動き回る戦闘だったため、中々飛び出すタイミングが無かったが、チャンスがやっと訪れた。
「おーりゃおりゃりゃー!」
 距離もタイミングも、この機会を置いて他にはないという完璧なものだった。
 いくら装甲が厚くても、着弾の衝撃全てが消えるわけではない。強烈な打撃を浴びせれば、中身にだってそれは十分届くのである。そのためには、相手に攻撃に対処をさせるわけにはいかない。衝撃は技術によっては殺すことができるものなのだから。
 だからこそ、不意打ちは彼らに対する手段としては効果的だ。
 ダブルインペイルの一発目は、振り返った敵の腹部に当った。防御は間に合わず、その体をくの字に折らせ、それが曲がりきる前に二発目を頭に叩き込んだ。
「やった」
 大きくのけぞったパワードスーツは、そのまま倒れて不恰好なブリッジ姿になり、それもすぐに崩れ落ちた。
 ほんの少し、倒れたパワードスーツが立ち上がらないかを真姫は見極め、その気配が無い事を確信してから姫星に駆け寄った。
「うまくいったね」
「そう、ですね」
 姫星の返答はどこか歯切れが悪いものだった。
 その様子を怪訝に思い、真姫は「どうした?」と尋ねる。
「……先ほど、おかしいところはありませんでしたか?」
「おかしいところ?」
 そういわれても、真姫の目には完全な不意打ちが炸裂したようにしか見えなかった。
「なんで、私の槍がこんなに綺麗に決まったんですかね?」
「なんだよ、それ? どういう事だ?」
 不思議がる真姫に、少し戸惑いながら姫星は説明する。
「仕掛けた時、直感で防がれると思ったんです。わかりますよね、そういう風に感じることがあるって」
「そりゃあ、そういうのはあるけどさ」
 そういう直感的なもの、というのはある。そしてその直感は、ほぼ百発百中だ。
 それが外れれば、姫星のように少し呆けた状態になるのも、理解できる。だが、真姫の目からは何もおかしいところなんて無かったのだ。
「うーん、ああいうのは経験からくる予測みたいなもんだろ。それが偶々外れただけなんじゃねーの?」
「ちょっと気持ち悪いですね」
「確かになぁ……って、おい!」
 姫星の表情は、文字通り気持ちが悪い人のそれだった。立っているのも辛いのか、その場に膝をついて、槍を杖代わりにしている。
「なんだ、反撃もらっちまってたのか?」
 言いながら、真姫自身も何かだるさのような、熱っぽさのようなものを自覚した。毒を一瞬疑ったが、それらしい攻撃は受けていないはずだ。
“聞こえるか、あいつら何かしやがった。一度下がれ”
 焦ったような声のテレパシーが届く。声の主は{SFM0025643#グンツ・カルバニリアン}だった。
“いいから早く、下がるんだよ!”
 誰かの返答に対してだろうか、その口調は荒っぽい。真姫の真相を問いただしたいが、何か異常事態が発生しているのは身を持って感じている。とにかく、今は一度下がるのが先だ。
「動けるか?」
 姫星は頷いて答えた。声を発するのも辛いのだろうか。
 返答は動けるというものだったが、それを無視して姫星を担ぐと、真姫はその場を離れた。
 この異常事態に、戦場は一息に混乱した。体調不良を訴えたのは、二人だけではなく敵にも味方にも多く居た。もはや戦闘を続けられるような状況ではなくなっていた。
「踏み込みすぎたからしらね」
 メニエス自身は体調に変化は無かったが、この状況が異常な事態であることはすぐに飲み込めた。撤退をするよう、近くに居た仲間に告げる。
 本来彼女は指揮権を発揮できる立場というわけではないが、この状況でまともに動ける数少ない一人だった。指示はすんなり通り、潮が引くようにブラッディ・ディヴァインは撤退していった。もっとも、それは自ら動く事ができる者に限られた。動けなくなってしまっている仲間を回収しようとはしなかったからこそ、この撤退に追撃を仕掛ける暇を与えないで済んだのである。
「結局、ギフトを拝むことはできませんでしたわね」
 静かになってから、ステンノーラ・グライアイ(すてんのーら・ぐらいあい)は零した。
「出し惜しみですかな?」
 返事を求めたわけではなかったが、プルクシュタール・ハイブリット(ぷるくしゅたーる・はいぶりっと)が返した。
「聞いてみれば、わかることだ」
 二人の間を横柄な様子で抜けて、グンツが歩き出した。まだ戦場には、四人程の倒れたブラッディ・ディヴァインの構成員が残されていた。仲間に見捨てられた面々である。グンツの少し後ろを、プルクシュタールもついていく。
 パワードスーツのせいで、傍目では生死の判断はつかない。一つ一つ、適当に蹴っ飛ばしながら反応をみていくと、一人岩に背中を預けて体を起こしている奴を見つけた。
「何を……した……?」
 掠れた声で、パワードスーツの男がグンツに尋ねた。もはや、戦えるほどの戦闘力は無いようである。
 その問いに、グンツは答えず、ただ少し唇の端を釣り上げる。
「そんな事はどうでもいいんだ。それよりもお前ら、ギフトをどこにやった? あれは俺達のもんだ、返せよ」
「く、くくく」
 今度は、グンツの問いにパワードスーツは哂いを持って返す。
「何笑ってんだ、殺すぞ」
「アーッハッハッハッハッハ―――ザザ」
 脅し文句にもこれといった反応を見せず、大笑いをするパワードスーツの声に、異音が混じった。それが、ノイズであった事に気付いた瞬間、グンツはパイロキネシスでパワードスーツもろとも火に包んだ。
「リモート自爆もできるんだよぉ!」
 炎に包まれても苦しむ様子は一切ない。当然だ、会話の相手はパワードスーツの中身などでは無いのだから。先ほど撤退していった何物かが、このパワードスーツを通じて通信しているに過ぎないのである。
 逃げる間なんて一切なく、グンツを至近距離に置いたままパワードスーツは大爆発を起こした。連鎖するように、他の倒れていたパワードスーツも爆発を起こす。爆発の威力は凄まじく、地面にそれぞれ人がすっぽり隠れることができるような大穴を明けるほどのものだった。
 グンツとプルクシュタールは、のちにステンノーラ達によって回収された。幸か不幸か、グンツは死んでないどころか、意識も残っていた。一方、プルクシュタールは完全に意識を失っていたが、こちらも死んではいない。恐らく、プルクシュタールがグンツを庇ったのか、あるいは庇う形になってしまったのだろう。
 意識の残っているとはいえ、グンツはただ口汚くブラッディ・ディヴァインの連中に呪いの言葉を吐き出しているだけだった。
 この自爆騒動は、主に二つの効果をもたらした。体調不良を訴えた人達に、その原因を探る行為よりも、安全を確保することを優先させた事。もう一つ、まだ広がりきっていなかった原因そのものを、爆発の熱と衝撃によって駆逐したのである。

「……だめだな」
 手を触れようとすると、押し返されるような力を感じる。マリー・ランカスター(まりー・らんかすたー)は、首を横に振った。
「これって、やっぱり回廊?」
 首をかしげながら、カナリー・スポルコフ(かなりー・すぽるこふ)はソレを覗き込む。
 ブラッディ・ディヴァインが逃げ込んだ岩陰で発見したそれは、彼らの知識にある回廊に酷似していた。だが、まるで拒絶されているかのように、一定距離異常は近づくことができない。
「これは、報告することが増えたようでありますな。どうりで、道中で彼らを見ないわけだ」
 これが回廊であるのならば、ブラッディ・ディヴァインはドームの中に現れた事になる。まだ、一個人の見識のため調査してみなければ答えはわからないが、突然出現した彼らを説明するのに、これほど明確な答えは無い。
「どうするの?」
「報告だけして、あとの調査は他の人に任せるべきでありましょう」
 もしも回廊であるのなら、相手の懐に飛び込む手段になりうるかもしれない。そうは思うが、現状マリーは片付けなければいけない事があった。この事態を収拾することだ。
「いささか、不可解な点はありますが、敵を撤退させた代償にこちらもこれ以上戦闘ができない状況になりました。治療と共に、他の部隊と合流できるよう取り成すのが先でありましょう」
「わかった、お薬もらえるかなー?」
「あるといいですが」
 体調不良者の様子は、重度の風邪によく似ている。怪我を治療する類のものはあるだろうが、風邪薬のようなものがあるかどうかはわからない。
「痛み分け、といった結果でありますな」
「向こうの方が大怪我だけどねー」