リアクション
宣言
イーダフェルト――
現在ここでは、
リファニーやネフェルティティにより、世界産みの儀式の準備が進められている。
その妨害をするため、創造主はありったけの怪物を出現させていた。
飛来せし怪物たちは大小様々であり、
その中心にはひときわ巨大な人型が、叫び、いや嘆きを響かせていた。
イレギュラーなど、ありえてはいけないのだ――
そんな創造主の叫びを代弁させるかのように、
全ての怪物たちがなりふり構わず、イーダフェルトへと襲い掛かる。
「新参もののでも、シャンバラ女王であるネフェルティティとして、
何よりこの世界に住まう一人として、契約者の皆様へ託します」
ネフェルティティ・シュヴァーラ(ねふぇるてぃてぃ・しゅう゛ぁーら)の言葉は、契約者へと伝えられる。
その言葉を胸にか、己が信念のためか、ただ闘争のためか。
戦う理由は別々に、戦う場所は同じくして、契約者たちはイーダフェルトに集結した。
「“リファニー……私が守るから、恐れないで”」
「“はい。また貴方と旅を続けるために、必ず”」
ルシア・ミュー・アルテミス(るしあ・みゅーあるてみす)がリファニー・ウィンポリア(りふぁにー・うぃんぽりあ)の手を握りそう言い聞かせる。
リファニーの中には“滅びを望むもの”が秘められている。
「それに私が怖がっていたら、
私の中に入る“この子たち”が怯えてしまう……。
だから私は恐れない。絶対に、世界を誕生させて新たな世界を創りましょう」
「ええ。私たちならできるわ。だってこんなにも想いが集まっている。
その想いに惹かれて、こんなにも多くの人たちがいる。
頼れる仲間も、信じる戦友も、全て揃っているもの」
リファニーとルシアは契約者たちを見た。その瞳は、希望に溢れていた。
そしてネフェルティティの言葉を最後に、契約者たちは最後の戦いへと赴いた。
「“世界産みは必ず成功させます!
誰一人欠けることなく、成功させましょう!”」