空京

校長室

終焉の絆

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終焉の絆
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ミルザム対立候補出馬!?

その頃。

「フハハハ!
我が名は世界征服を企む悪の秘密結社オリュンポスの大幹部、
天才科学者ドクター・ハデス(どくたー・はです)
ククク、世界が滅亡の脅威にさらされている今こそ、
強いリーダーシップを発揮できる者が、組織のトップに立たねばならん!」
ドクター・ハデス(どくたー・はです)は、
ミルザムの対立候補として、都知事選に立候補していた。

選挙演説の現場で、
ハデスの 発明品(はですの・はつめいひん)は、
「ドクター・ハデス
地域密着型・悪の秘密結社オリュンポス党所属
東京都墨田区出身」
と書かれたビラをまいている。

公約は
「パラミタ技術によるさらなる反映
東京都を頂点とした秘密結社オリュンポスによる世界征服
全人類の力を合わせた滅亡の回避
一夫多妻制の導入(友人から頼まれた)」
であった。

なお、都知事選の立候補者は、
日本の国営放送で政見放送をすることになっている。

ハデスは、発明品とともに、
政見放送に出演することになった。

「パラミタの技術に精通した【調律師】であるこの俺ならば、
パラミタからもたらされる技術と地球の技術を調和させることができる。
そして、秘密結社オリュンポスの力をもって、
東京都を頂点とする世界征服計画を実行に移し、世界を一つにまとめよう!
そして、地球全人類の力を合わせ、世界の滅亡を回避すると約束しよう!」

さらには。

「へんな契約者、ドクター・ハデス」
「オリュンポスの世界征服に従わない者はロボットに置き換える」
「オリュンポスの怪人の登用」
などのアピールを行いつつ、
テレビ放送でポーズを決める。

「天才科学者、ドクター・ハデス!」
「オリュンポス!」
「世界征服!」
「秘密結社オリュンポス党所属、ドクター・ハデスに清き一票を!」

こうして、発明品とともに政見放送に出たため、注目を集め、
この政見放送の視聴率は非常に高くなった。
結果として、ハデスは、都知事選の話題作りに貢献したのであった。